新型コロナウィルス感染拡大防止のため外出自粛要請も出され、カラダを動かす機会がめっきり減りました。

さらにいつまで続くかわからない不安のためストレスはますます増え、免疫力も下がってしまいます。

当院に来られる方も「疲れが取れない」「寝てもすぐ起きてしまい、その後なかなか眠れない」「肩こりがひどくなった」などストレスからくる症状が増えてきています。

しかしそんな中、我が家では、家内や娘たちがバランスボールやなわとびなどトレーニンググッズを買ってきて少しでもカラダを動かしたり、料理やパン、ケーキ作りなど毎日いろいろなことに挑戦しながらストレスを発散して頑張っています(*^_^*)

その姿に私も刺激を受け日々ストレッチをしたり、以前買ってそのまま積まれていた本を読み始めたりしています。

その時気付いたことは、こんな時だからこそ日頃の生活を見直すチャンス!だと思いました。

どんな生活をすればカラダにいいのか、

何をすれば気持ちが前向きになるのか、

今こそ、正しい知識をしっかり身に付け、実践し生き生きとした日々を送ることが大切なのではないかと思い、当院がモットーとしている「健康五原則」を紹介することにしました。

そこで今回は、私たちの身体を守ってくれるとても大切な「ストレスを解消し免疫力を上げる『健康五原則』」についてお伝えしていきたいと思います。

この『健康五原則』を知ることで、日頃の生活習慣を見直すことができ、普段何気なくやっている生活の一つ一つが大切なことが分かります。

そしてそれを実践することで免疫力を高めることができ、健康で前向きな自分に変われることでしょう。

なぜなら、免疫機能と生活の関係のこと、食事や睡眠、運動など日頃の生活で気を付けることが分かるからです。

それではこの免疫機能についてお伝えしていきます。

免疫機能の働きについて

「免疫機能」とは、病原菌などから身体を守り、健康を維持するための防護システムです。免疫機能が正しく作用していれば、健康で若々しくいられます。

私たちの身の回りには、細菌やウイルス、ほこりや汚染物質など、身体に有害なものがたくさん存在しています。

そのような物質にさらされても病気にならないのは、それらの有害物質を身体から排除する、免疫という防護システムがあるためです。  

免疫機能は、身体を若々しく健康に保つ力です。しかし、ストレスが過剰になったり生活習慣が乱れたりすると、正常に機能できなくなります。

免疫が正常に機能するための鍵となるのは「自律神経」です。この自律神経がバランスよく働いているかどうかです。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つに分かれます。

交感神経はおもに日中、活動している時に優位になります。

全身の活動力を高める神経で、血圧や血糖値を上げたり、血液を筋肉や脳に集める働きがあります。

副交感神経はおもに夜間、リラックスしているときに優位に働きます。

身体を回復させる神経で、内臓の機能を高めたり、免疫機能を正常にする作用があります。

「ストレスは悪い」というイメージがありますが、全くストレスがない状態よりも、多少はある方が生活にメリハリがつき、仕事や勉強も進めやすくなります。

しかし、長期間にわたって強いストレスにさらされると、自律神経の働きが乱れ、常に交感神経ばかりが優位になってしまいます。

そうなると、免疫機能が正常に働きません。

では、どのようなことを心がければ、自律神経のバランスを整える=免疫機能を正常に保つことができるのでしょうか?

「免疫力」を上げる生活習慣の大切さ

自律神経の働きは、心理状態に大きく影響されます。

ですからストレスに対処することが最も大切なポイントといえるでしょう。

そのストレスに対応するために最も大切なことは日頃の生活習慣を見直すことが必要になります。

そこで当院では「健康五原則」を提唱しています。

「健康五原則」とは快食・快眠・快動・快便・快笑の5つのことです。

日々の食事や睡眠、仕事や行動。さらに排泄やココロの持ち方になります。

その一つ一つの行いは心地良く感じられているのか、それとも当たり前になってただ過ぎ去っているのか、日頃の生活習慣を見直し、一つ一つの行動に感謝の意識を持っていくところに喜びの人生を送っていけるのではないかと思っています。

それでは一つ一つ見ていきましょう。

免疫力を高める『健康五原則』

快食

免疫機能を維持するためには、良質なタンパク賃、ビタミン、ミネラルが必要です。

脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな洋食に比べて、和食は栄養バランスがよくおすすめです。

特に味噌や納豆など発酵食、果物や生野菜などできるだけ酵素が含まれる食物を取るように心がけましょう。

どうか40歳を越えたらくれぐれも食べ過ぎや飲みすぎないようにしましょう。

内臓の疲労は免疫力を下げます。

当院では、内臓疲労を抜くためにも食事の回数は昼と夜の2回を推奨しています。

朝食は固形物を抜いて良質な水分である果物や味噌汁だけをお奨めしています。

これでかなり内臓疲労が抜けカラダへの負担が軽減され老廃物の排泄が促されるようになり免疫力は上がるからです。

快眠

夜きちんと眠れば、昼間はすっきり起きて動けるようになります。

昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えをするためにも、睡眠のリズムを確保することが重要です。

しかし、遅くまでテレビやパソコン、スマホなど長時間見ていることが多いため、眼が疲れ、首や肩が凝り脳への血行が悪くなります。

そのため画面の光が脳に残像として残り、いつまでも休まることがありません。

そして前かがみで見ているため胸が縮み呼吸が浅くなります。

呼吸が浅いと脳への酸素量が減りスッキリすることはありません。

夜はよく眠れるために準備することが大切です。そこで当院でおすすめしていることは「半身浴」です。

ゆっくりとお腹から足を半身浴で温めることです。

やり方は、20分以上湯船に浸かるのがベスト。

健康の秘訣は「頭寒足熱」です。

頭の方が冷えていて足が温かい状態です。

「半身浴」をすると足が温まり血行が良くなります。神経疲れも取れるのでよく眠れるようになるのです。

これは副交感神経が優位になりますのでリラックスした状態をつくりますので免疫力はかなり高まります。(半身浴につきましては後ほど詳しくご説明します)

快動

昔に比べると現代はさまざまなものが便利になり、必要最小限の行動で生活できてしまいます。その分足の筋力はかなり弱ってしまっています。「足は第二の心臓」と言われます。

足の筋力が弱ることはそれだけ心臓に負担をかけることになります。

まずは1日10分程度の体操から始めてみましょう。運動の習慣をつけることが大切です。

可能ならば、うっすらと汗をかく程度の時間、散歩やストレッチを行うといいでしょう。

免疫力低下の最大の原因はココロとカラダのストレスの蓄積です。

ストレス解消にはやはり運動が一番です。

免疫機能を向上させる他にも、生活習慣病を予防したり、転倒を防いだり、脳を活性化させるなどの効果があります。

快便

便通が毎日あるのが健康なカラダです。

それは代謝が良いからです。

排泄しやすいカラダは代謝の良いカラダです。

食べ過ぎたり飲みすぎたりするとカラダは消化することにエネルギーを使うことになります。

代謝の良いカラダは、「呼吸が深い」ことです。呼吸が深いと酸素を多く取り込めます。

さらに呼吸が深いと老廃物(脂肪)を燃やすことができるので太りにくくなるのです。

呼吸が深いカラダは排泄力も高まり免疫力を高めます。

快笑

「笑う」ことは副交感神経が優位に働きます。

また、NK細胞という、免疫をつかさどる細胞が活性化されることが分かっています。

たとえ作り笑いでもそのような効果がみられます。口元を手で上にあげるだけでも大丈夫です。

「一笑一若、一怒一老」という言葉があります。「一笑一若」とは、一度笑えば一つ若返ります。「一怒一老」とは一度怒れば一つ老けるという意味になります。

人生は日々いろいろなことが起こりますが、どんなことがあっても笑い飛ばせる柔軟なココロとカラダを創っていくことが大切ですね。

そのためにも冷えたカラダではココロも冷え切って笑えません。

そこでおすすめなのが「快眠」のところでも出てきました半身浴です。

カラダを温めよう

皆さんは普段どれくらいお風呂に入っていますか?

5分?それとも10分?なかには1分とか、シャワーだけという人もいます。

体温は36.5℃が理想です。それ以下の人は低体温といえます。

最近では35℃台の人が増えています。

ただ36.5℃以上あるからといっても安心できません。

それは足のつま先と脇の下の温度が同じくらいなら良いのですが、その差が5℃以上ある場合は冷え性といえます。

冷えは免疫力を低下させます。

体温が高いとリンパ球が増えて活性化し、免疫機能が高まります。

また、身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなり免疫力を高めます。

 そこでおすすめなのが半身浴です。

半身浴はぬるめのお湯でゆっくりと。

40度くらいのお風呂に20分以上つかると脳の疲れが取れてきます。

シャワーだけでは身体が温まらず、交感神経が刺激されるため、あまりリラックスできないので少しでも湯船に浸かるように心がけましょう。

それも難しいという方はとにかくリラックスできる時間、空間(環境)、人間関係(友人との対話)を築きましょう。

リラックスの時間・空間・人間関係を創る

最後に仕事が忙しく、いつも帰りが遅い人は、なかなかゆったりとした時間がもてません。

さらに、多忙はストレスから暴飲暴食を招きやすいものです。

仕事を早めに切り上げ、30分だけでも早く帰れるようにしてみましょう。  

 また、責任感が強くまじめな人は、ついがんばりすぎて無理をしてしまうことが多々あります。「好い加減」程度が健康には必要です。

意識して一瞬でも構いませんので肩の力を抜く『リラックスした時間』をつくりましょう。

それでは今ここでやってみましょう。

また、忙しかったり、疲れ切ってしまうと何をするにも面倒くさくなります。すると家の中も乱雑になりがちに。

実は雑然とした部屋にいると気持ちもざわついているのです。

しかし、疲れ切っているとざわついている状態の方が落ち着くのです。

それが当たり前になっているので脳はいつも緊張状態のままで免疫力は下がります。

部屋の掃除は免疫力を高めるためにはとても良いです。片付けはココロもきれいにするからです。特にトイレ掃除はいいですね。

『すっきりした場や空間』をつくることも大切なのです。

もう一つ大切なことは、気の合う仲間や何でも話せる友人との会話です。

『会話』はストレスを発散できるので免疫力を高めるのに最適です。

人と話すのは苦手という方もいますが、挨拶だけでも交わすことが大切です。

できればこちらから声を掛けてみましょうね。

その一歩が人生を変えていきますよ。

まとめ

ここまで健康五原則など生活習慣についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?

そんなの当たり前、分っているよと思われる方もいらっしゃるかと思います。

分っているのとやっているのは全く違います。

今のご自分のカラダの状態を見て、もし何か不調がある、またココロから笑えていない、何か不安や不満を抱えているようでしたら、もう一度日頃の生活習慣を見直されてはいかがでしょぅか。

よい生活習慣の人ほど健康で長生きであるという研究があります。

「喫煙をしない」「飲酒は適度に」「定期的に運動をする」

「適正体重を保つ」「6~8時間の睡眠をとる」などよい習慣が多くある人ほど、身体的・精神的な健康度が高くなっています。

また、若いころからよい習慣を身につけている人が健康であるのはもちろんですが、高齢になってから生活習慣を改善した場合でも、健康上の効果があることがわかっています。  

当院では、あせらず、あわてず、あきらめないで少しずつ良い習慣を続けて行けば、カラダはいつからでもどんな状態からでも必ず良くなると言い続けています。

カラダは動かした分、その通りに応えてくれます。

一人ではカラダを動かすことが大変だなと感じている、

やった方が良いのは分るけどなかなかできないんだよと思っている、

何からやれば一番いいのかわからない方は、当院の3ステップ指圧療法で「安全」に「確実」にステップアップしながら免疫力を高めていきましょう。

初回お試しも行っていますのでお気軽にご連絡くださいね。